ヘルスケア

犬用幹細胞上清液

幹細胞上清液とは間葉系幹細胞を培養し、その培養液から幹細胞を取り出して不純物を取り除き、さらに滅菌などの処理を行った上澄み液のことです。
この上清液には細胞の活性化を促す数百種類もの成長因子(サイトカイン)や細胞外マトリックスタンパク質、抗酸化酵素などが含まれています。

当社の幹細胞上清液はさい帯血由来のもので、提携先の動物病院より出産時に飼い主様より同意を得て、ドナーの母犬、子犬に負担なく採取し日本の専門施設で培養した安全なものです。
また犬由来の細胞を使用しているため、拒否反応が起こりにくく身体への負担が少ないのが特徴です。

犬が本来持っている自然治癒力や自己修復能力を利用し、身体の修復、改善、活性化等の効果が期待できます。

【期待できる効果】

修復:傷、皮膚、臓器、筋肉、関節、抹消神経
改善:抜け毛、毛並み
活性化:全身細胞、新陳代謝
促進:食欲、血行
抗炎症作用:関節、筋肉

犬用がん遺伝子検査

犬のがんは飼い主にとって深刻な問題です。がんはペットの生活の質を低下させ、飼い主としても心配が尽きません。犬の50%以上が一生のうちに何らかのがんを発症するとされています。特に10歳以上の犬ではがんが主な死因であり、死亡率は約50%を占めています。精密診断と再発モニタリングによる早期治療により病気の進行を遅らせ、症状を緩和し犬の健康状態の向上が期待できます。また飼い主は、愛犬が最先端の診断による適切な治療を受けていることを知ることで安心できます。
当社が扱う犬用がん遺伝子検査は、英国エディンバラ大学の獣医専門家チームによって開発され、英国のCanCan Diagnostics社が提供しています。人間のがんの診断に広く使用されている次世代シーケンシング(NGS)技術を用いることで、がんの遺伝子変異を精密に調べることが出来る検査です。

【3種類のがん遺伝子検査】

K9-LiquiDX:血液中のがんに関連する遺伝子変異を調べ、効果的な治療法を特定します。治療効果のモニタリングや再発の兆候を早期に検出するため、より精密ながんの管理を可能にします。
Uri-LiquiDX:尿中の、膀胱がんに関連する遺伝子変異を調べ、分子漂的薬治療薬(正常な細胞を傷付けることなく、がん細胞だけを狙って攻撃する治療薬)の選択に役立ることが出来ます。
K9-TMB/MSI:がんの組織サンプルを使用してがんに関連する遺伝子変異を調べ、最も適した治療法を決定するのに役立ちます。他の診断検査と比較して、分子漂的治療薬の選択だけではなく、治療効果の予測や免疫療法が適しているかなどを評価する事も出来ます。

検査プロセス

がんの組織、血液または尿を採取し、その後、専門の検査施設でがんに関連する遺伝子変異を調べます。検査結果は、獣医師が適切な治療計画を立てるのに必要な重要な情報を提供します。

【例:K9-LiquiDXの場合】

採血

5~9mlの血液を採取

遺伝子解析

NGS(次世代シーケンシング)を用いて詳細な解析を実施

レポート生成

専門家がデータを分析し、獣医師の診療に役立つ検査結果を発行

治療方針の検討

獣医師が検査結果を受け取り、治療方針を決定